三重地区のまちの紹介
三重地区は、長崎市の鳴見町、鳴見台、豊洋台、多以良町、畝刈町、京泊、三京町、さくらの里、三重町、松崎町、畦町、樫山町、三重田町で構成されています。
「三重」という地名は、京泊・三重・黒崎の三つの入り江があるところから三江といわれ、のちに三重に転じました。江戸時代には、地区内に大村藩と佐賀藩の境があり、国境のまちでした。
平家の落人の首塚とされる墓石や、大村藩へ烽火により急を告げたとされる烽火場などの史跡もあり、昭和48年に長崎市に編入されるまで、独自の文化圏を形成していました。
新長崎漁港と水産品
長崎港の湾奥部にあった旧長崎漁港に代わり、平成元年9月、三重地区に新漁港が開かれました。新漁港は角力灘に面した西彼杵半島の南に位置し、規模は西日本一を誇ります。昭和48年に着工し、総事業費1,000億円。三重地区は一昔前まで遠浅の海岸が広がる半農半漁の寒村でしたが、長崎都市圏の拡大と新漁港の開港に伴い、急速に都市化の波が押し寄せています。魚市場では午前零時、漁船の入港を前に準備が始まります。やがて近海漁の小型漁船が続々と入港し、港はにわかに活気づきます。
鮮度の高さと加工の技術に定評!
毎朝、魚市に水揚げされ、ただちに競り落とされた魚は、鮮度を保ったまま周辺の加工工場に運ばれます。日の昇る前から地元の女性たちが手際よく魚を開き、内臓を丹念に取り除きます。水洗いのあと、塩タンクに漬けられ、大型の冷風乾燥機の中へ。急速乾燥を経て、−35℃にもなる急速冷凍庫の中で一気に冷凍処理。24時間以内に全国各地に出荷されます。
長崎ブランド「ごんあじ」
五島灘に棲息する瀬付きのマアジで、腹部が黄金色に輝いていることから、その名が付けられました。漁獲されたあと、海上生簀に移され、1週間ほど餌を与えずに活かされます。こうすることで、身の全体に平均して脂が乗るため、牛肉にたとえると「霜降り」の状態になります。また、しばらく活かしておくことで、本来のハリやツヤを取り戻します。天然活魚の付加価値を高めた長崎ブランドとして平成7年、全国に向けて出荷。京泊・畝刈など魚市周辺の料理屋でも、新長崎漁港で水揚げされる水産県長崎ならではの高級魚として振る舞われています。